RICOHFLEX MODEL VIIのレンズの分解と掃除(手が痛い)

リコーフレックスのモデルVIIのジャンクを入手。

レンズが汚く固着していてピントが動かない

外装は割とキレイでシャッターも生きている感じ。しかしレンズ内がカビだらけでレンズを回す構造のピント調節がまったく動かない。普通の二眼は全体がせり出す様な構造だけど、モデルVIIはリコーフレックスの格安版らしくビューレンズ(確認用)とテイクレンズ(撮影用)はギザギザの歯車の様な感じでむき出しでかみ合っていて、どちらかを回すと反対側のレンズも回って同じピントになると言う仕組みみたいな。

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レンズは周りある小さなイモネジを三個外すと歯車カバーが外れて、レンズ自体をぐりっと回せば外れるという簡単な構造。

レンズねじ込み式ピント調整ってやつ

上下ともレンズ三枚構造なのですが前側二枚がねじ込まれていてどちらか忘れてしまいましたが逆ねじになっており、ねじの仕組みを利用してピントを調節してるんですね。(こんな説明で分かりますかね、、、)そのネジにの間にグリースが塗られていて滑らかに動く様なのですが、固まって動かないんです。。。なんども力ずくで回しても動かず、手がぷるぷるしてしまいました。。。

う〜ん、ベンジンやら機械油をダイソーで購入した女性用のシリンジ(お化粧用なのかな)でちょこちょこ注入していたら二日後に動きました(疲れた)

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回す時は年末の大掃除とかで活躍するゴム手袋を使用します。そうしないと滑って、手の皮が切れまくりますので、すんごく痛いです。

レンズのカビはやっぱりカビキラー

これで三枚バラバラになったので、思う存分お掃除が出来ます。カビキラーを少し垂らしてしばらく放置。結構簡単にカビは取れたので根は深くなかったのかなと。よかった。周りのグリースも綺麗さっぱり取っちゃいました。

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よく乾燥したら、組み直します。テイクレンズは目一杯ねじ込むと∞遠景みたいで、それにあわせてビューレンズの∞マークを正面にあわせ、さらに歯車を並行ぴったりに揃えて完成です。(あってるのかなあ)

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とりあえずピカピカになったのでスッキリ爽快。でもグリースをとっちゃったので滑らかに動かず、ギ〜コギ〜コと金属音で動きます。(グリース塗った方が良いかな、やっぱり)

一応、他の二眼レフカメラのファインダーガラスを裏っかわにマスキングテープで止めてルーペを使ってピントを確認。が!何となくルーペを少し浮かすとピントが合っている感じで後ピンぽいけど、とりあえずいいかな、、、。

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まあ、テスト撮影して調べようと失敗が少ないネガを充填。

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マスキングテープは超便利です

リコーフレックスビューファインダーカバーに何もストッパー等無く、きちんとしまらずパカパカでした。本体にマスキングテープを何層かはって隙間を埋め、摩擦の原理でふたをしまる様に完全。

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便利です。マスキングテープ。

こちら、ビフォー。

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こちら、アフター。きちん閉まってスッキリした!

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レンズキャップもある事はあるのですが、プラスチックのキャップで、エッジにある突起がレンズの周りに当たってキャップがハマるのですが、山が削れてこちらもパカパカでしたので、こちらも内側にマスキングテープを貼って解決です。

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いやあ、便利だな。マスキングテープ。

ついでにストラップも付けました

ストラップ用の穴がある訳でもなくて、金属の突起があるだけの構造。内径11mmぐらいの金属リングにわりと厚めのストラップを通して、リングをぐりっと入れたら丁度良くハマって外れません。いい感じっす。

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姿かたちは綺麗で可愛い感じになりましたが、肝心のお写真はただいま現像中。

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あードキドキするなあ。ちゃんと写ってるかな。

 

↓綺麗に写っていました。チープな二眼レフカメラですが、リコーのレンズはくっきりはっきり。軽くてお手頃価格なカメラですね。

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Nikon FEのフィルム巻き上げレバー不動は底面カバーを開けて解消。

オークションで入札したNikon FEのミラーが上がりっ放しでフィルム巻き上げレバーが動かなくなってしまった。荷物を受け取ってすぐである。
よくあるバッテリー不足による物ではなく、シャッター速度ダイヤルのBやM90部分でも切れないのだ。
色々いじっていたのが原因なのだが、なんとなくレンズ装着付近にあるミラーアップレバーを操作しながらシャッターを切ったのがいけなかったような気がする。
いろいろ調べていたところシャッターチャージ関係は裏蓋を開けると見えるらしく、早速開けてみる。

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Nikon FEは裏っかわの三個のネジを外すとすぐにアクセス出来るがそ〜とそ〜とネジをゆっくり回して外しましょう。なぜなら、何度もミクロなネジをどこかに吹っ飛ばした経験があるから、、、。ネジ山もつぶさないようにそ〜とです。

そして中を見ながら、シャッターレバーを動かすと、あら不思議、矢印部分の金属バーの先が浮きながら移動して問題なく動作したではありませんか。

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ここがどうやら外れた様です。メカカメラは単純そうですが緻密なんですね。。

せっかくなので、綿棒で掃除して、ふたを閉めれば完了でした。

ここでエアーで「プシュー」とやらないのも鉄則です。なんどもワッシャーやら不明な小さな部品を吹っ飛ばした事のある経験から、、、^ _ ^。

とりあえず直ってよかった。。。